TOKYO STAGE New Designers Coming Up
ENTRY BRAND
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DESIGNER
Saika Sekita
BRAND CONCEPT
憧れと自分に忠実な服
SEASON THEME
"never ending home"
祖父の部屋に入り、祖父の描いた絵と祖父のいた部屋を同時に見た。その瞬間、祖父との距離が近づいた気がした。
憧れ=絵、自分=部屋
どこにいても私は"絵と部屋"を着たい。 -
DESIGNER
Jun Nakamura
BRAND CONCEPT
1.5place
周りの目を気にしてなりたい自分を隠している。本来の自分を表現するために、今の自分から半分だけでいいから、0.5だけでいいから、枠組みにとらわれずにいたい。
着る人の心の拠り所になれる。
そんな多様性を尊重する服。SEASON THEME
Fluttering Color
風邪に靡くレースのカーテン、母がメイクをして美しくなっていく様子。
ハウスペインターである彼は、男性であったが昔から綺麗なものや美しいものが好きだった。別に女性になりたいわけではなかったが、そういった心を持っている自分を周りの目を気にして隠し続けてきた。
ある日、彼がいつものように身支度をしようと鏡を見ると、そこに映ったのは普段の土臭い作業着を着た自分ではなく、彼が本当になりたい姿だった。 -
DESIGNER
Keisuke Yoshida
BRAND CONCEPT
服としてナチュラルでないこと、日常を少しひねったようなもの
SEASON THEME
Same thing
日本人の「周りと同じがいい、同じことが正しい」という風潮に疑問を抱き、自分自身を解放することの楽しさ、「同じもの」から脱却したときのパワーを少し皮肉な言い回しで表現するシーズン。 -
DESIGNER
Yee Chung Yan
BRAND CONCEPT
「無限に湧き出る欲望」
無限の欲望に駆られて、永遠に創造を続けるSEASON THEME
Whale Fall
クジラが死んで、その巨大な体がゆっくり深海にしずみ、残骸は海洋生物によって階段的に分解されます。その環境で特殊な生態系が形成されます。その現象はWhale Fallです。 私から見ると、それは"クジラが世界に最後の優しさを残す"ことです。
クジラは体の中で大量の二酸化炭素を吸収します。そして死んだ後に炭素を深海に隔離することで気候変動を和らげてくれます。ですから、これはクジラの最後の優しさです。 -
DESIGNER
Tomohiro Kamada
BRAND CONCEPT
“ Ordinary Unordinary “をコンセプトに日常と非日常というこの言葉の曖昧さを洋服に昇華させ、個人の秘めた新たな一面を引き出すこと。
SEASON THEME
After The Storm
テーマに自身が体感したこととシュルレアリスムの関係をインスピレーションの軸としたコレクション -
DESIGNER
Taiyo Okada
BRAND CONCEPT
童心を忘れない好奇心旺盛でロマンの詰まった服
「時代と共に変わりゆく世の中。そんな中、変わることのない子供心の記憶を辿り、現代に落とし込む。」SEASON THEME
WEEKEND
「平日の出勤で様々なストレスやプレッシャーに悩まされる大人をよく見かける。そんな人達も休日には都会から抜け出し自由を求め、大自然に飛び込み体感する。 それらの対比から生まれる新たなもの」 -
DESIGNER
Asato Kitamura
BRAND CONCEPT
過去のネガティブな体験に新しい価値や美を見出す事によって人生の肯定を試みる。
ASATOにとって”着用”とは”抱擁”であり、ファッションとは芸術による人生のセレブレーションである。SEASON THEME
Robert Plutchik : Psycho Evolutionary Theory of Basic Emotions
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DESIGNER
Rino Yamamoto / Chinatsu Ookado / Kotone Murakami
BRAND CONCEPT
sexy<innocence
女性らしいセクシーな部分を魅せる洋服が着たくても、少し恥ずかしくて選べない女の子のために。SEASON THEME
2023「GIFT」
インスピレーション
what Yrr feel!(Yrrが感じること)をベースに、人の近くにある「もの、気持ち、出来事、思いつき」からインスピレーションを得ています。 -
DESIGNER
Lee Young Eun
BRAND CONCEPT
様々な人種と文化がある中、私たちの思いと価値がどなたの日常にも交わるように。そして、あなたの大切な思い出をそのままに、私たちの服で新たな命を吹き込みます。
SEASON THEME
To be comfortable and not lose your style.
複雑で無駄なレイヤリングを思い切って捨て、重ね着は必要最低限に。基本に忠実なものを始め、誰もがフロムウェアのムードに共感できるように用意しました。このコレクションを通して、いらないものを思い切って捨てよう。新しいスタートを切るために、皆を元気づけ、一緒に前に進んでいきたいと思っています。 -
DESIGNER
CHIA HUNG, SU
BRAND CONCEPT
日本の美意識、わび・さび、もののあはれというコンセプトから構築されたユニセックスな服は、無常と不完全さの心を打つような美しさからインスパイアされています。
日本と台湾における土着文化をユニークな形で融合することに敬意を払うとともに、双方の伝統的なテキスタイルと技術を駆使し、未来へと受け継いでいけるような服を提案しています。
これらの服はすべて、100%サスティナブルな(持続可能な)方法で再生された素材で作られています。SEASON THEME
今シーズンは、台湾の古代先住民である-タイヤ族(Taiya)と布生地や織物の開発でコラボレーションし、東アジアや南洋の伝統柄を古代の手織りや染めの技術で、モダンなコレクションのシルエットの中に表現しています。 最初の苧麻(Ramie)の植え付け、収穫、絞り、撚り、手織りから、蚕の栽培、蚕や茶の炒り方による着色、そして最後に泥染めや埋没法の開発まで、アタヤルの名人や長老が守ろうとした伝統的な織りのパターンを使っています。
そして、ニュージーランドのウール、日本のバナナシルク、台湾のラミー、インドの野蚕を交互に織り込み、1900年代初頭の日本や台湾のアンティーク生地を裏地として、東アジアから南洋までの文化軸に分布するファブリックを完成させたのです。
台湾原住民の文化啓発を推進し、反響を呼び、これらの希少な歴史的素材と技術を現代のファッションシルエットに蘇らせ昇華させるために、原料の植林から糸の生産、織物、手染めまで、100%環境に優しい内部サイクルを積極的に形成しています。
また、東アジアの滅びゆく工芸品の多くを保存することになります。